2016年02月25日

登山:岩殿山

 2016年2月21日(土)は山梨県大月市の岩殿山(634 m)に登って来ました。
 大月駅→丸山公園→岩殿山山頂→岩殿城跡→天神山→稚子落し→浅利→大月駅のルートで、総行程8.5km、所用時間7時間58分、28964歩の旅でした。

 今回はヤマノススメの聖地巡礼ではなく、単なる登山です。
 相変わらずミリブロなのにミリタリーと関係無くてすみません。
 岩殿山は岩殿城があった場所なんで、軍事施設の痕跡を辿る旅という事で。
 あと、最期に機銃掃射の弾痕載せたんで、それがミリタリーって事でお許し下さい。(^^;)

 今回は総勢3名で登りました。
 新宿駅で待ち合わせの後、JR線で大月駅に向かいました。

登山:岩殿山
 白ポスト
 大月駅に着いたら白ポストがありました。
 わざわざ駅構内でエロ本とか捨てる人なんて居るんでしょうかね?(^^;)

登山:岩殿山
 大月駅(09:21)
 大月駅には9時15分頃到着し、ここをスタート地点として9時21分に登山を開始しました。

 途中、近くのコンビニに寄ってお菓子等を買いました。
 
登山:岩殿山
 国道20号線を東に向かい、高月橋入口交差点を北に向かって一路岩殿山を目指します。

登山:岩殿山
 桂川に掛かる橋
 ここが高月橋でしょうか?

登山:岩殿山
 橋から望む桂川
 岩殿山の目の前を流れる川です。
 断崖ですね。

登山:岩殿山
 岩殿城跡入口(9:54)
 ここが登山道入口の様です。

登山:岩殿山
 冠木門
 しばらく登ると冠木門があり、その脇には岩殿山の案内板が設置してあります。

登山:岩殿山
 岩殿山の案内板

登山:岩殿山
 城門
 丸山公園の入口の城門です。

登山:岩殿山
 丸山公園(10:17)
 お城のような建物は岩殿山ふれあいの館(資料館) です。

登山:岩殿山
 丸山公園の展望台から望む富士山
 この辺りからでも富士山は十分奇麗ですね。

 折角なので、岩殿山ふれあいの館を見学していく事にしました。

登山:岩殿山
 岩殿山ふれあいの館
 入館料料は高校生以上200円、小・中学生100円、未就学児童無料です。(2階は入場無料)
 1階下部は大月市出身の山岳写真家白簱史朗さんの写真館となっていて、2階は資料館になっていました。

登山:岩殿山
 2階からの見晴らしも最高です。

登山:岩殿山
 小山田氏の関連資料が展示してありました。
 NHKの大河ドラマ「真田丸」でも岩殿城が出てきますね。
 正直、武田勝頼を裏切る小山田信茂はあんまり好きな武将ではないですけど・・・。
 この後、登山中ずっと小山田信茂というキーワードをネタにしたトークが続きました。
 「全て小山田信茂が悪い。 しかし、萌えキャラ化したら許す。」とかそんなアホなトークが。(後で調べたらゲーム等で本当に萌えキャラ化してるのがありました。(笑))

 一通り資料館を見学した後は登山を再開しました。

登山:岩殿山
 岩殿城の本丸はこの上になりますが、この断崖を攻めるのはかなり困難だったろうと思います。
 小山田信茂が裏切らなかったら激戦になっていたでしょうね。

登山:岩殿山
登山:岩殿山
 岩殿城跡と天神山方面への分岐(11:02)
 ここで一旦右に向かい岩殿城跡(岩殿山の頂上)を目指します。

登山:岩殿山
 楊城戸跡

登山:岩殿山
 番所跡

登山:岩殿山
 番所跡から望む大月市

登山:岩殿山
 頂部西端

登山:岩殿山
 頂部西端付近の三角点

登山:岩殿山
 頂部西端付近の分岐点

登山:岩殿山
 馬屋
 もうこの少し上が頂上です。

登山:岩殿山
 岩殿山山頂(11:17)
 実はここは真の山頂ではなくて展望台なんだそうです。
 真の山頂はこの先にある烽火台なんだとか。
 ここでは約20人位の登山客で賑わっていました。

登山:岩殿山
 標高634mとの事です。
 でもこの先のもう少し高い場所にある烽火台にも634mって書いてあるんですよね。
 どっちが正しいのかな?

登山:岩殿山 
 乃木希典陸軍大将の詩碑
 乃木将軍は明治12年に岩殿山を登られたそうです。

登山:岩殿山
 岩殿山と岩殿城跡の案内板
 私達はこの先の烽火台がある本丸跡までしか行きませでしたが、この周辺には岩殿城の施設跡が沢山ありますので、今度また別の機会にでも見て回りたいですね。

登山:岩殿山
 折角なので頂上(だとこの時は思っていた。)で記念撮影しておきました。

登山:岩殿山
 頂上から望む大月駅周辺

登山:岩殿山
 頂上から望む遠くの山々

登山:岩殿山
 頂上から望む富士山

登山:岩殿山
 断崖絶壁
 流石難攻不落のお城ですね。

 真の頂上はまだ少し先との事なので、ちょっと先まで進んでみました。

登山:岩殿山
 馬上跡

登山:岩殿山
 烽火台・本丸跡と岩殿・円通寺跡の分岐
 こちらを左方向に進みます。

登山:岩殿山
 蔵屋敷跡
 本当にこの跡は色々と岩殿城の施設跡が点在しています。

 そしてここを更に登ると・・・。

登山:岩殿山
 烽火台・本丸跡(11:45)
 ここが岩殿山の真の頂上だそうです。

登山:岩殿山
 烽火台(634m)
 ここが一番高い634m地点という事でしょう。

登山:岩殿山
 電波塔が建っています。

登山:岩殿山
 大月市岩殿山無線中継所なのですね。

登山:岩殿山
 本丸跡
 烽火台を含めたこの一体が本丸だった様ですね。
 この城は容易に落とせなかったと思います。
 小山田信茂が裏切らなければ・・・。

登山:岩殿山
 この先は空湟・岩殿円通寺跡に続く道が続いていましたが、私達は稚児落しへと向かうので、ここで引き返しました。

 そろそろお昼時だったので、食事を取りたい所でしたが、先ほど頂上だと思っていた見晴台付近は混雑していたので、少し降りた場所に設置してあった椅子机でお昼にしました。

登山:岩殿山
 食事
 マジックライスの牛飯とカップヌードルとコーヒーとおやつを食べました。
 温食は元気が出ますね。
 今までですと大体食事をしながらiPhoneのバッテリーを充電するのですが、最近iPhone5からiPhone6sに変えたらバッテリーが長持ちする様になり、一日中GPSを使うアプリを使っていたにも関わらず、一度もバッテリー切れを起こしませんでした。
 iPhone6sはバッテリーの持ちが良くなっていますね。

登山:岩殿山
 大月駅と兜岩・稚児落しの分岐(13:14)
 先ほどは大月駅方面から来ましたが、今度は兜岩・稚児落し方面に向かいます。

登山:岩殿山
 築坂峠(13:28)

登山:岩殿山
 途中で鉄塔を通過します。

登山:岩殿山
 ちょっとしたロープ場とかもあります。

 そして、天神山に至までにある2ヶ所の鎖場の一つに・・・。

登山:岩殿山
 鎖場と巻き道との分岐
 鎖場に挑戦する人は左へ、安全策を取る人は右に進みます。
 私達は左に向かいました。

登山:岩殿山
 鎖場
 おー、これが岩殿山の鎖場かぁと驚きましたけど、まあ、ここは何とか行けると判断したので登る事にしました。
 とりあえず序の口としてロープが垂れ下がっています。

登山:岩殿山
 上の方は良く見えませんけど、まあ先に人も居ますのでなんとか行けるでしょう・・・。

登山:岩殿山
 ロープの先端は崖ですが、まあ、よほど無理な姿勢で落ちなければ踏み外さない・・・ハズ・・・。

登山:岩殿山
 この先をちょっと登るとロープから鎖に変わります。

登山:岩殿山
登山:岩殿山
登山:岩殿山
登山:岩殿山
登山:岩殿山
登山:岩殿山
登山:岩殿山
登山:岩殿山
 自分が中間くらいまで登りきった所で友達が登ってくるのを撮りました。

登山:岩殿山
登山:岩殿山
登山:岩殿山
 今度は友達に先に登ってもらって下から撮りました。
 鉄の足場も打ってありましたけど、信用して良いのか判らないので、体重は掛けませんでした。
 結構急で疲れます。

登山:岩殿山
 一番上まで登り切って一安心。
 すぐ脇が崖なんで恐いです。

登山:岩殿山
登山:岩殿山
登山:岩殿山
登山:岩殿山
登山:岩殿山
 また友達が登ってくるのを撮影。

登山:岩殿山
 改めて見ますけど本当に急ですね。
 怪我しなくて良かった。

登山:岩殿山
 下を覗き込むと恐い・・・。

登山:岩殿山
 鎖場の上からの眺望
 凄く良い眺めでした。

 鎖場を登り切り、少しだけ休憩してからまた歩き出しました。

登山:岩殿山
 巻き道との合流
 先ほどの巻き道と合流しました。

 そして、さらに進むと2ヶ所目の鎖場になりました。

登山:岩殿山
 鎖場と巻き道との分岐
 2ヶ所目の鎖場と巻き道の分岐です。
 1ヶ所目がそんなでもなかったので、こちらも左に進みましたが・・・。

登山:岩殿山
 2ヶ所目の鎖場
 付いた途端、「何これ!?」と叫んでしまいました。(^^;)

登山:岩殿山
 ロープに至る道も狭く、ロープの真下に足場が無いので、転落したらそのまま崖底に真っ逆さまです。((;゚Д゚)ガクガクブルブル

登山:岩殿山
 道幅が足の幅2つ分くらいしかねぇ・・・。ヽ(ι´Д`)ノ

登山:岩殿山
 友達が果敢に挑戦しますが・・・。

登山:岩殿山
 ・・・。

登山:岩殿山
 無理っス~。(^^;)

 流石に我々の技量と根性では無理と判断して、巻き道を使う事にしました。
 ヤマノススメとかで取り上げられたら、ここなちゃんとかすらすら登りそうですけどね。(^^;)

登山:岩殿山
 先ほどの鎖場の裏側
 実は巻き道の方も結構厳しいです。
 落ちても即死しそうな程ではないですけどね。

登山:岩殿山
 ロープ場
 巻き道に入ってすぐにロープ場がありした。

登山:岩殿山
登山:岩殿山
登山:岩殿山
登山:岩殿山
 日陰で足下がかなりぬかるんでいて滑ります。
 ここも、落ちたら怪我しそうなんで慎重に下ります。

登山:岩殿山
 この付近は日陰なので、落ち葉の下に雪が残っていました。

登山:岩殿山
 鎖場からのルートとの合流
 鎖場からのルートと合流して稚児落し方面に向かいます。

登山:岩殿山
 謎の合流
 稚児落し方面には左に行くのですが、右から合流してくる道は何処に繋がってたんでしょう?

登山:岩殿山
 ちょっとした曲がり角でも標識を立ててくれているにはありがたいです。
 全体的に岩殿山は行政の手入れが行き届いた山ですね。

登山:岩殿山
 この辺りから鉄塔を跨いだり併走したりします。

登山:岩殿山
 天神山(14:57)
 地味な山頂ですが眺望は良かったです。

登山:岩殿山
 天神山の祠
 旅路の安全を祈願させて頂きました。

登山:岩殿山
 また鉄塔です。

登山:岩殿山
 「この先危険 岩場歩行注意」
 ここいら辺りが稚児落しという場所で、落ちたら即死間違い無いな岩場を進んでいきます。(´Д`ι)アセアセ

登山:岩殿山
 崖っぷちなんで踏み外さない様にしないと・・・。

登山:岩殿山
 断崖絶壁です。

登山:岩殿山
 断崖絶壁って上から撮りたくなりますよね。
 某漫画家さんみたいに落ちない様に・・・。

登山:岩殿山
 折角なんで記念撮影してみましたけど、踏み外したら死ぬのでおっかなびっくりです。(^^;)

登山:岩殿山
 浅利・大月駅方面と笹平・トズラ峠方面への分岐(15:26)
 「山と高原地図」ではこの辺りが稚児落しとされていますね。
 ここは左に向かいます。

登山:岩殿山
 この先も岩場で道幅が狭く、右に落ちても左に落ちても死亡遊戯なところがあります。
 しかし、眺望は最高なんですよ。
 見とれていても危ないですけどね。(^^;)

登山:岩殿山
 先ほど歩いてきた所を振り返る。
 ここから振り返ると恐いです。
 よくあんな所歩いてきましたねー。(^^;)

登山:岩殿山
 本当に断崖絶壁の上なんですよね・・・。

登山:岩殿山
 やっと稚児落しの終わりに差し掛かりました。

登山:岩殿山
 折角なのでまた崖っぷちで記念撮影してみました。
 格好付けてますけど、高い所苦手なんで竦んでいます。(^^;)

登山:岩殿山
 また崖下撮ってるし。(^^;)

登山:岩殿山
 稚児落しが終わるとちょっとした分かれ道に差し掛かります。
 まっすぐ行くと行き止まりで、左の小さな道が大月駅に向かうルートです。
 ちょっと判りにくいのですが、標識があるので迷う事はないです。
 本当にこの登山道は整備されていてありがたいです。

登山:岩殿山
 またちょっとした鎖場があります。

登山:岩殿山
 先ほどの鎖場に比べたら全然難易度は低いですね。

登山:岩殿山
 この辺りの坂はなだらかです。

登山:岩殿山
 階段
 浅利集落に近づいた所に階段が設置してあります。
 この辺りで川のせさらぎが聞こえてきました。

登山:岩殿山
 しばらく歩くと下山時初の民家が見えて来ます。

登山:岩殿山
 ここが浅利方面からの登山口なんでしょうかね?
 ここからは道が舗装されていました。

登山:岩殿山
 謎の廃屋
 途中で、かつて茶屋か何かだった様な廃屋がありました。

登山:岩殿山
 中にはやけにレトロなポスターが!(^^;)

登山:岩殿山
 浅利(16:28)
 しばらく舗装された道路を歩くと山梨県道512号金山大月線と差し掛かります。
 一応バス通りなので、ここから更に道幅が広くなります。

登山:岩殿山
 浅利公民館(16:49)
 大月市立賑岡公民館浅利分館です。
 ここには富士急山梨バスのバス停がありますが、一日数本しか来ないので、まずタイミングが合いません。
 元々バスに乗る気はありませんのでスルーです。

登山:岩殿山
 馬頭観世音
 更に進むと馬頭観音がありました。

登山:岩殿山
 線路を渡す歩道橋から岩殿山・大月駅を望む。
 あそこから帰って来た訳です。

登山:岩殿山
 大月駅(17:19)
 大月駅よ!私は帰ってきた!
 という訳で、総行程8.5km、所用時間7時間58分、28964歩の旅を終えました。

 その後は近くの温泉施設で一風呂浴びたかったのですが、目を付けていた温泉施設が既に終了時間になってしまっていたので、JR線に乗って高尾のふろッぴィに向かいました。

登山:岩殿山
 天然温泉高尾の湯ふろッぴィ
 高尾周辺に来ると良く利用する温泉施設です。
 高尾駅までバスで送迎してくれるのがありがたいです。

 一風呂浴びた後は一杯なので、今度はJR線に乗って八王子に向かいました。

登山:岩殿山
登山:岩殿山
 高尾駅の機銃掃射の弾痕
 1945年(昭和20年)7月8日に 米軍艦載機による機銃掃射を受けた際に出来た弾痕です。
 高尾駅はよく利用するのですが、そういえばまじまじと見学してませんでした。
 鋼鉄製のレールを易々と貫通していますね。
 戦闘機の機銃掃射がいかに凄まじいか判ります・・・。
 って、やっとミリタリーネタ載せれましたね。(^^;)

登山:岩殿山
 八王子に移動して、一休八王子店で飲んで解散しました。
 折角登山でカロリーを消費したのに、その日の内に補充してしまうという・・・。(^^;)


 当初、時間的距離だけを見て簡単だと思っていましたが、いざ現地に行くと、我々は体が鈍っているのでなかなか難しかったです。
 資料館や岩殿城跡等の歴史的遺構を見学し、スリリングな鎖場や岩場を体験した楽しい登山でした。
 またこういう所に来てみたいです。



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Posted by ミュラー at 19:03│Comments(0)登山
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