2015年07月24日
ヤマノススメ聖地巡礼 in 富士山
すみません、この日記は今から11ヶ月も前の話です。(笑)
完全に賞味期限が切れていますね。(^^;)
この日記、去年の10月位にUPしようとして途中まで書いてたんですけど、色々と忙しくて完成直前で放置していて今頃のUPとなりました。
年開けてからは完全に忘れていましたわ。(^^;)
今では、富士山はおろか谷川岳も登りましたけど、それはまたいずれ日記にしたいですね。(途中まで書いてある。)
相変わらず軍装登山とかではなくて、ミリタリー要素0の普通の登山の日記ですが、よろしければご覧下さい。
2014年8月2日(土)~3日(日)はヤマノススメの聖地巡礼の為、富士山に登ってきました。
ヤマノススメって何?という方はググって下さい。(笑)
ヤマノススメに感化されて、登山を始めた我が山岳猟友会(何それ?)ですが、やはり登山の最終目標といえば富士山でしょう。
ってか、富士山より上のレヴェルの山は我々の様なニワカ登山者には無理っぽいんで、富士山が一応の目標と定めていました。
殆ど日記には書いてないのですが、一応、富士山を最終目標として1年ちょっとを掛けて、
2013年 6月28日の高尾山から、
2013年 7年27日陣馬山~高尾山、
2013年 9年 7日三つ峠山
2013年10年13日棒ノ峰
2013年11月17日天覧山~多峯主山
2014年 2月 1日小仏~陣馬山
2014年 3月22日筑波山
2014年 4月27日正丸~伊豆ヶ岳~吾野
2014年 5月25日鍋割山~塔ノ岳
2014年 6月21日立山
と、ほぼ毎月登っていました。
そしていよいよ7月19日(土)~20日(日)に富士山に登る予定でしたが、この時は雨で中止になってしまい、仕切り直して8月2日(土)~3日(日)に漸くチャレンジする事になりました。
土曜、日曜と二日間で登りましたけど、宿の予約が取れなかったので弾丸登山で登る事にしました。
アニメ版ではちゃんと宿泊してましたけど聖典(ヤマノススメ3巻)では弾丸登山だったから弾丸登山で良いんだよ。(聖典原理主義者)
って、冗談はさておき、弾丸登山はやめた方が良いです。
辛かったです。(死)
キャラバン グランドキング(Grandking)GK68−03W
この日初投入の登山靴です。
実は私、それまで1年以上も登山していて、登山靴という物を持っていませんでした。
それまではずっとBATESのDELTA-6 GORE-TEX 6-inchで登山していたんですけど、やっぱ登山靴は良いですね。
ミリタリー登山ではないので(じゃあなんでミリブロに日記書くんだ?)無理して「軍装品」を登山に使う必要もなく、登山は「登山用品」で良いのですから、もっと早く買えば良かったです。
あと、こんな感じで行動食のナッツ系お菓子を入れる為にナルゲンボトルも新調しました。
ナルゲンボトルに、
ウサギさんチームのシール貼って、
行動食を入れました。(笑)
8月2日(土)、当日の参加者は私を含めて3人でした。
昼過ぎまでしっかり寝貯めて、15時20分頃に集合して15時43分の中央線青梅行の電車で立川まで行き、そこから中央本線松本行に乗り換えて大月まで行きます。
そこで更に富士急行に乗り換えて富士山駅まで行きます。
途中、三つ峠駅に差し掛かったので停車中に一瞬下車して色々と写真を撮りました。
富士急行は単線で、ちょうど大月方面に向かう電車とのすれ違い待ちだったので、何分か停車していました。
三つ峠山頂
前回は行った時は曇っていて見えませんでしたけど、あんなに高いんですね。
ホームにある達磨石のレプリカ
三つ峠山の登山路にある達磨石のレプリカです。
三つ峠駅ホーム
停車時間の短い間を利用してパシャリ!
三ツ峠登山口の看板
ヤマノススメでも出てきますよね。
去年、聖地巡礼してますけど、目的地でも何でも無いのにテンション上がりますね。(笑)
程なくして電車は走り出し、目的の駅富士山駅に到着しました。
富士山駅
こちらが目的地の駅ですよ。
富士山駅のバス停付近
遥か向こうに富士急ハイランドを望みます。
富士吉田市観光案内所
富士山スバルライン五合目行きのバス停の目の前に在ります。
ここでバスの切符を買う様ですが、私達は直接バスの運転手さんに支払いました。
ちなみにこの時点で気温は23℃ありました。
富士山駅バス停
乗車待ちのお客さんの半数以上が外国人でした。
富士山五合目行きバス乗り場の看板
この5番の乗り口から乗車します。
バスの車窓から望む富士山
夕方で少し曇っていますけど富士山が見えるとテンション上がりますよね。
河口湖駅
途中、富士急行の河口湖駅にも留まります。
駅舎と富士山が同時に見えてステキですね。
ここでも外国人観光客の方が沢山乗り込んできたんですが、何故か素足の人とか居て謎でした。
19時40分頃、富士山スバルライン五合目に着きました。
ここでしばらく時間を潰して体を慣らします。
残念ながらこの時間ですと富士急雲上閣以外のお土産屋さんは皆閉店してしまいました。
なので、富士急雲上閣のレストランで食事を採りました。
残念ながら、この時間だとメニューがおにぎりセットでか残っていませんでした。
でもまあ、これでも大分助かります。
おにぎりセット(750円)
メニューはこれしか残っていませんでした。
昼間だと色々と注文出来るのですけどね。
これだけだと腹八分目にすらならないので、持参したフルーツグラノーラ等の行動食を食べました。
インフォメーションセンター
スカイパレス富士のインフォメーションセンターです。
こちらで入山料1000円を払って入山します。
出発時の私(21:45)
上は、ベイスレイヤー、ブラウス、フリース、レインウェア(上)、下はズボンにレインウェア(下)という出で立ちです。
夜間登山なのでヘッドライトは必須です。
21時45分頃出発しました。
出発時、気温は11℃でした。
六合目(22:09)
標高2390mだそうです。
ここまではあんまり苦にはなりません。
カメラがへなちょこなので撮れませんでしたが、途中の夜景が最高でした。
六合目富士山安全指導センター(22:09)
ここでとりあえず一休みしていきました。
トイレはありますけど、自動販売機とかはありません。
富士山七合目救護所(23:44)
皆が安心して登山できる様に救護所があります。
できればお世話にならない様にしたいですね。
八合目(01:06)
標高3020mです。
1人の友達がとっととっと先に行くのではぐれてしまいました・・・。
八合目白雲荘(02:10)
体も冷えてきて大休止にはちょうど良い頃合いなので、休息してカップラーメンを買いました。
カップラーメン
600円です。
芯まで冷えた体には五臓六腑に染み渡りますね。
今まで食べたカップラーメンで一番美味しかったかも知れません。
お値段は観光地価格ですが、それはブルドーザーに載せてわざわざ標高3020mまで運んで来るコストを考えれば妥当だと思います。
ケチらずに安全を買って行きましょう。
その他、持参したCLIF SHOT GEL(チョコレート味)っていう液状チョコレートを食べようとしたんですが、気温が低くて固まってしまって出しにくいのなんのって。(^^;)
休息後、脇のトイレで200円を払って用を足して出立しました。
本八合目(03:34)
標高3350mです。
富士山ホテル(03:36)
この辺りで先行していた友人と合流しました。
富士山ホテル辺りからの夜景
三脚もなく、あまり良いカメラでないのでピンぼけですが、麓の夜景がとても奇麗でした。
1人の友達の体調が悪くなったので、ゆっくり登る事になり、八合五勺を少し登った所でご来光を拝む事にしました。
朝4時10分頃、だんだんと空が白んできました。
真っ暗闇で見えなかった山影が日の光を帯びて形を表してきました。(04:25)
更に明るくなり、麓の山中湖まで見渡せるようになり・・・。(04:28)
そしていよいよ・・・。
ご来光!\(^O^)/
いや~、もう感動しちゃいましたよ~。
頂上でも何でもないのに。(笑)
太陽が見え始めたのが大体4時46分頃でした。
太陽の光に照らされて麓の景色も一望出来る様になりました。
頂上の方振り返ると、皆が一斉に同じ方向を見てるんで、何か一体感が湧いてきますね。(4:49)
ご来光に見とれていた登山客がまた登り始めます。
自衛隊の皆様
私達のすぐ後ろを30名位の自衛官の方が登られていました。
当日は、御殿場ルートの方で富士登山駅伝競走大会が行われていたので、自衛隊の方の登山が目立ちました。
九合目(05:25)
標高3600mです。
ここまで来れば頂上はもう目と鼻の先です。
九合目付近から望む山中湖
まだ頂上ではありませんが、ここから望む風景も絶景です。
実は頂上に登った直後に曇ってきてしまったので、ここいらの風景が一番見応えがありました。
最後だけちょっと険しくなりますが、本当にもうほんのちょっと!
そしていよいよ・・・。
頂上! \(^O^)/
6時53分、登り始めてから8時間13分、漸く頂上に達しました!
標高3710m、吉田口の頂上です。
実は頂上はものすごい人がごった返していて、この石柱を撮るのに苦労しました。(^^;)
しかし、ここは真の頂上じゃないのですよ・・・。
頂上の気温は5℃でした。
頂上についてから程なくして霧がかった冷たい横風が吹いてきたので、体感温度は0℃以下だったと思います。
一緒に登った仲間と
3人で来ましたが1人はグロッキーなので写っていません。(^^;)
富士山頂
富士吉田口の山頂です。
もの凄く沢山の人がごったがえしていました。
久須志神社(富士山本宮浅間大社東北奥宮)
富士吉田登山道の頂上にあります。
無事の富士山登頂の御礼として参拝させて頂きました。
富士山本宮浅間大社の末社にあたるそうです。
宮内なので画像はありませんが、宮内に何故か砲弾とかが転がっていてました。
あれは何の砲弾なんでしょうかね。
日本軍の大砲とかに詳しい人で富士山頂を訪れる人がいたら確かめてみてください。
よし、ミリタリー登山じゃないけどミリタリーネタは入れたぞ。(笑)
頂上に着いて間もなく、曇ってしまいました。
頂上からの絶景も楽しみにしてたんですけどね。
僅かな間だけ見晴らしが良かったのですが、すぐに曇ってしまって残念です・・・。
山頂トイレ(07:22)
吉田口ルートの山頂から数分歩いた吉田口・須走口下山道との分岐点近くにあります。
使用料は300円です。
途中が200円でしたが、頂上は100円UPですね。
かなりの行列が出来ていました。
ラーメン(900円)
頂上の山口屋さんでラーメンを食べました。
インスタントっぽいですが、カップラーメンではありません。
暖かくて具も沢山入っていてとても美味しかったです。
冷え切った体が暖まりました。
休憩所で話し合いの結果、高山病になった他の友達2名はここで素直に下山する事にして、私だけ剣ヶ峰を目指す事にしました。
一人で行く事に若干の不安を覚えましたが、それほど高山病も酷くありませんし、何よりも次の機会があるか知れないので頑張ってみる事にしました。
山口屋さんの休息所で、上にユニクロのダウンジャケット、下には米軍レヴェル7パンツを着込み、上はベイスレイヤー、ブラウス、フリース、ユニクロダウンジャケット、レインウェア(上)、下はズボンにレヴェル7パンツ、レインウェア(下)という出で立ちになりました。
これで完全防寒状態です。
ここからはエクストラステージです。
7時50分頃、山口屋さんを出て友人二人と別れ、私は一人剣ヶ峰に向かいました。
気温5℃、横風が吹いているので体感温度は0℃とかではないでしょうか・・・。
なんかやばい事に足を突っ込んでしまった気もしないでもないですが、ここは根性出すしかないですね。
聖典(ヤマノススメ3巻)ですと時計回りでお鉢周りをしていましたが、途中で引き返す事も考えて近道だと思われた反時計回りで行く事にしました。(後で気付いたのですが、実際は富士吉田口山頂からだと時計回りでも反時計回りでも時間的距離は約50分で同じみたいです。)
再び富士吉田口(07:55)
続々と登山者が登って来ていました。
お鉢の中はガスっていて殆ど見えません。
金明水は今回体力的に余裕が無いのでパスしました。
道は確かにこちらですが、先が見えないとどうも不安になります。
万年雪(08:05)
残雪がまだ残っています。
頂上付近は人でごった返しているのですが、お鉢周りではあまり人とすれ違いません。
1時間位歩いて漸く富士山測候所が見えて来ました。
最高峰への道は階段になっていて、40人位の人が並んでいました。
富士山特別地域気象観測所(08:52)
元は富士山測候所で、有名な富士山レーダーが設定されていましたが、2004年に閉鎖され、以降は自動気象観測装置による気象観測を行う富士山特別地域気象観測所となっています。
この辺りにさしかかると行列が凄いです。
そしていよいよ・・・。
真の頂上!\(^O^)/
漸く辿り着きました!
真の頂上!
剣ヶ峰!
日本最高峰!標高3775.6mです!
8時57分着、登り始めてから11時間12分、長かったですわ~。(遅すぎるYO!)
私の様な運動不足人間でも頑張れば来れるんですよ!
むちゃくちゃ最高の気分でした!
こんなに良い気持ちになれるのは人生でもそうざらではないですよ!
感激ですわ~!
ちなみに、本当の本当に最も高い部分はこの後ろの岩(断崖絶壁)でして、そこには立って記念撮影だとか、お賽銭を置いたり、家から持って来た土を撒いて標高を高くしている人がいらっしゃいました。
日本最高峰富士山剣ヶ峰に立つ私
折角なので、私の後ろにいた見ず知らずの方に撮ってもらいました。
剣ヶ峰に至る道が渋滞するのは、この石柱で記念撮影するのを待っているからでした。
二等三角点「富士山」の碑
この三角点が日本で一番高い三角点ですが三角点そのものの写真撮すの忘れてました。(^^;)
日本で一番高い所の建造物はこの階段の上なのでしょうが、残念ながら入れません。(^^;)
本当に一番高い場所
本当に一番高い所は青いレインウェアの人が居る辺りですが、私はおっちょこちょいでドジっ子なので、人生終焉の地にしたくない為、そこには立たずタッチするだけにとどめました。
中央のゼビウスのソルみたな奴(何それ?)は電子基準点です。
富士山頂電子基準点
国土地理院が地震予知や火山噴火予知の調査研究のため地殻変動監視を中心に各種測量するタワーです。
剣ヶ峰山頂
それほど広く無い上に人が集中して混雑しています。
剣ヶ峰山頂で少し休んだ後、下山を開始しました。
体調が悪ければ今来た道を引き返そうと思っていましたが、すこぶる体調も良いので、そのままお鉢周りを続行する事にしました。
この時点では引き返した方が近いと勘違いしていましたが、実際にはそのまま反時計回りに進んだ方が吉田口下山道には5分程早かったです。
馬の背(09:24)
剣ヶ峰を降りて反時計回りに進むとすぐにかなり急な坂道になります。
聖典(ヤマノススメ3巻)ではひなたとここなちゃんが最後に苦労して登っていますが、私は下り坂でした。
かなり急で滑ったらそのまま下まで止まらなそうなんで、ストックでバランスを取りつつ慎重に下りました。
富士山頂上浅間大社奥宮(09:35)
この時は丁度社殿の建て替え工事中でした。
臨時参拝所
社殿は立て替え中なので、臨時の参拝所が設けられていました。
久須志神社に続いてこちらも参拝させて頂き、無事の下山を祈願させて頂きました。
臨時の社務所
お札とお守りは脇のプレハブ小屋で購入出来る様です。
頂上富士館
富士山頂上浅間大社奥宮の近くにあります。
ここは富士宮口登山道の頂上でもあるので、結構登山者が多く休憩していました。
鎮魂之山碑
富士山頂上浅間大社奥宮の近くにあります。
富士宮口登山道(09:38)
富士山の歴史と信仰について記されたプレートが立っています。
富士山頂郵便局(09:46)
これも富士宮口登山道の山頂にあります。
ここから記念の手紙を送ったりも出来ますが、今回は時間と体力に余裕が無いのでやめておきました。
富士宮口の頂上から5分程歩くと、御殿場口の登山道(頂上)に差し掛かります。
当日は駅伝大会が開催されていたので、この辺りには自衛隊の方々が沢山いらっしゃいました。
銀明水(09:46)
御殿場口頂上にあります。
銀明水近くの石柱
根本にヒビが入ってますね。
銀明水近くの石碑
こちらも銀明水の近くに立っています。
御殿場口頂上を後にして一路吉田口下山道を目指して進みます。
大日岳(10:31)
別名朝日岳というそうです。
吉田口下山道を目指して進んでいくと、左側の斜面上に鳥居が見えて来ます。
剣ヶ峰同様いくつかある富士山のピークですが、流石に登っている余裕はありませんので素通りしました。
吉田口・須走口下山道(10:35)
石柱には「右須走口下山道」となっていますが、吉田口下山道も兼ねています。
この先のトイレの所まで行ってやっとこさお鉢周りも終了です。
トイレを済ませ、しばし休憩した後に下山を開始しました。
本八合目富士山ホテル(11:45)
ここに至る前に急に霧が晴れてきて、気温が19℃に急上昇しました。
慌ててレインウェア、ダウンジャケット、レヴェル7パンツを脱ぎニット帽からつば付き帽子に変えて眼鏡に装着するタイプのサングラスを着用しましたが、山頂が5℃だったので、かなり暑く感じました。
ここより下は大体晴れでかなり日差しが強く、サングラスを用意して置いて正解でした。
本当は、パーティーで日焼け止めも用意して貰っていたのですが、持っていた人が既に下山してしまった後でした。orz
八合目江戸屋(12:08)
吉田口下山道で下山する場合、最後の売店なので、飲み物が足りない場合等はここで購入しておくと良いと思います。
私は、この時点でまだハイドレーションのポカリと500mlのペットボトルが1本残っていたのですが、この先ちょっと歩いた所でハイドレーションの方を飲みきってしまって、500mlのペットボトル1本で下山する事になり、節約しながら下山する羽目になりました。orz
自分の飲み水の残量は正確に把握しないとダメですね。(死)
吉田口・須走口分岐点(12:11)
吉田口下山道と須走口下山道の分岐点です。
間違う人が多いので、派手な案内表示とアナウンスが流されています。
このあたりからまた急激にガスって来て視界が悪くなり出しました。
ガスっていて麓が見えないので、歩けど歩けど同じ様な感じですが、進行方向には往路で休憩した白雲荘が見えて来ました。
残念ながら下山ルートからは立ち寄れません。
残りの飲料水が心許なかったので立ち寄りたい所でしたが・・・。
ジグザグなルートですので、前を歩いている人が確認出来て不安は少ないですね。
途中の案内板(12:56)
こうした案内板が各所に掲げられていますので、迷う事は無いと思います。
本当に富士山は良く整備されています。
ふと前方に、飯垣のような物が見えて来ました。
これなんぞ?
緊急避難所(13:32)
謎の石垣は落石等から身を守る為のシェルターでした。
でも、富士山には一日数千人の登山客が来るのに、これ一ヶ所でどうにかなるものなんでしょうかね・・・?
この時はなんとも思いませんでしたが、後日、御嶽山の噴火をうけてそう思いました。
更に1時間ほど歩くと森林限界を抜けた様で、緑が生い茂る様になってきました。
富士山吉田口下山道七合目公衆トイレ(14:30)
有料トイレです。
トイレの前が開けていますので、小休止しましたが、ここには売店も自動販売機もありません。
七合目公衆トイレ付近から望む麓
有料トイレ付近はちょっとした展望台にもなっていて眺望を楽しむ事が出来ます。
落石避けのシェルター(14:47)
七合目公衆トイレを下ってしばらくすると、この様なシェルターが3ヶ所続きます。
シェルターの中を通る事を推奨していますが、脇の道を通る事も可能です。
中は階段になっています。
通ってきたシェルターを振り返ると霧で先が見えなくなっていました。
ガスったり晴れたりの繰り返しで本当に変わりやすいです。
酷い時は30m位先が見えなかったりします。
しばらく進むと馬くんが居ました。
こっちにも馬くんが。
かと思えば前方から馬に乗って来る人が!
そうえいば、スバルライン5合目から馬に乗れるんでしたね。
登山道やスバルライン五合目、吉田口との四差路(15:24)
ここで登山道と合流します。
スバルライン五合目からバスに乗って帰りますので、間違って吉田口を下らない様にします。
すぐ目の前が六合目です。
吉田ルート案内板(15:33)
往路は夜間でしたので良く判りませんでしたが、もし昼間の登山だったらよっしゃー行くぜー!って気になったでしょうね。
富士吉田口登山道 五合五勺 砂ふるい(15:33)
四差路の近くにあります。
現在はここが六合目ですが、江戸時代にはここが五合五勺だったそうです。
六合目(15:37)
やっと六合目の富士山安全指導センターに帰ってきました。
ここまで来ればあともう少しです。
頑張れ私!
泉ヶ滝(16:04)
昔は水行をする場所だった様です。
泉ヶ滝は富士精進線との合流地点で三叉路となっています。
標高は2275mです。
あともう少し。
本当にもう少しです。
そして・・・。
ゴール!\(^O^)/
五合目か・・・何もかも皆懐かしい・・・。
とか言って力尽きそうでしたけど、なんとかたどり着きました。
16時27分、実に登山開始から18時間42分でゴールでした。
ものすごく疲れて死にそうでしたけど、ものすごく充実感に満ち溢れて最高に気持ちよかったです。
これがあるから登山はやめれませんね。
スバルライン五合目
夕方でしたが、夜中とは違って結構な観光客&登山客がいらっしゃいました。
石の椅子に腰掛けて靴下を新しいのに変えたり残りの行動食を食べたりと、一休みしていましたが、帰りのバスが来てたのでお土産屋さんはあまり見ずに早々に帰路につきました。
河口湖駅(17:52)
あまりにも疲れすぎてバスでは殆ど寝落ちしていたが、なんとか河口湖駅で下車しました。
行きは富士山駅からでしたが、駅近くにある美味しいほうとう屋さんでほうとうを食べて帰りたかったのでここで下車しました。
富士山麓電気鉄道モ1形電車
富士急行創業60周年記念企画として製造時の姿に復元して河口湖駅前に保存展示されています。
折角なのでちょっと見学していきました。
名物ほうとう不動河口湖駅前店
以前、富士山の下見をした時にほうとう不動東恋路店に寄ったので、ここの不動ほうとうの美味しさは知っていたのですが、もう一度食べたいので来てみました。
疲れた体に染み渡る美味しさでした。
駅舎と富士山
駅舎と富士山がこの様に重なるのが美しいですね。
ホームからを望む富士山(18:56)
ああ、私、あの天辺まで行ったんだなぁと思うと感無量なんですよ。
多分、生涯、富士山を見る度に思うでしょうね。
夜7時すぎの電車に乗り、夜10時過ぎに帰宅しました。
途中、意識が朦朧としてやばかったですけど、何とか家まで辿り着きました。
土曜の昼から起きていましたので、電車とかバスでうとうとした以外は、ほぼ34時間位起きていた事になります。
弾丸登山は危険です死にます。
おかげで次の日は寝て曜日で22時間位連続で寝てました。(笑)
という訳で、日本で一番高い山富士山に登り、ご来光を拝み、お鉢周りをして日本最高峰!剣ヶ峰標高3775.6mに立つことが出来ました。
生涯忘れえない体験をしてきました。
最高の達成感です。
誰かに「趣味は?」と聞かれて「登山」と答えた時、大概すかさず「富士山には登りましたか?」と問われますけど、そんな時に「はい登りました。」と答えられる様になりました。
これからの生涯でも困難な事にぶつかった時でも「あの時に比べれば。」という感じで自信にも繋がるでしょう。
素晴らしい事です。
頑張って良かったです。
体力も無いですし運動音痴なので、あまり高い山や登りにくい山は無理ですが、今後もヤマノススメの舞台を中心に、登れるところから順々に登って行こうと思います。
完全に賞味期限が切れていますね。(^^;)
この日記、去年の10月位にUPしようとして途中まで書いてたんですけど、色々と忙しくて完成直前で放置していて今頃のUPとなりました。
年開けてからは完全に忘れていましたわ。(^^;)
今では、富士山はおろか谷川岳も登りましたけど、それはまたいずれ日記にしたいですね。(途中まで書いてある。)
相変わらず軍装登山とかではなくて、ミリタリー要素0の普通の登山の日記ですが、よろしければご覧下さい。
2014年8月2日(土)~3日(日)はヤマノススメの聖地巡礼の為、富士山に登ってきました。
ヤマノススメって何?という方はググって下さい。(笑)
ヤマノススメに感化されて、登山を始めた我が山岳猟友会(何それ?)ですが、やはり登山の最終目標といえば富士山でしょう。
ってか、富士山より上のレヴェルの山は我々の様なニワカ登山者には無理っぽいんで、富士山が一応の目標と定めていました。
殆ど日記には書いてないのですが、一応、富士山を最終目標として1年ちょっとを掛けて、
2013年 6月28日の高尾山から、
2013年 7年27日陣馬山~高尾山、
2013年 9年 7日三つ峠山
2013年10年13日棒ノ峰
2013年11月17日天覧山~多峯主山
2014年 2月 1日小仏~陣馬山
2014年 3月22日筑波山
2014年 4月27日正丸~伊豆ヶ岳~吾野
2014年 5月25日鍋割山~塔ノ岳
2014年 6月21日立山
と、ほぼ毎月登っていました。
そしていよいよ7月19日(土)~20日(日)に富士山に登る予定でしたが、この時は雨で中止になってしまい、仕切り直して8月2日(土)~3日(日)に漸くチャレンジする事になりました。
土曜、日曜と二日間で登りましたけど、宿の予約が取れなかったので弾丸登山で登る事にしました。
アニメ版ではちゃんと宿泊してましたけど聖典(ヤマノススメ3巻)では弾丸登山だったから弾丸登山で良いんだよ。(聖典原理主義者)
って、冗談はさておき、弾丸登山はやめた方が良いです。
辛かったです。(死)
キャラバン グランドキング(Grandking)GK68−03W
この日初投入の登山靴です。
実は私、それまで1年以上も登山していて、登山靴という物を持っていませんでした。
それまではずっとBATESのDELTA-6 GORE-TEX 6-inchで登山していたんですけど、やっぱ登山靴は良いですね。
ミリタリー登山ではないので(じゃあなんでミリブロに日記書くんだ?)無理して「軍装品」を登山に使う必要もなく、登山は「登山用品」で良いのですから、もっと早く買えば良かったです。
あと、こんな感じで行動食のナッツ系お菓子を入れる為にナルゲンボトルも新調しました。
ナルゲンボトルに、
ウサギさんチームのシール貼って、
行動食を入れました。(笑)
8月2日(土)、当日の参加者は私を含めて3人でした。
昼過ぎまでしっかり寝貯めて、15時20分頃に集合して15時43分の中央線青梅行の電車で立川まで行き、そこから中央本線松本行に乗り換えて大月まで行きます。
そこで更に富士急行に乗り換えて富士山駅まで行きます。
途中、三つ峠駅に差し掛かったので停車中に一瞬下車して色々と写真を撮りました。
富士急行は単線で、ちょうど大月方面に向かう電車とのすれ違い待ちだったので、何分か停車していました。
三つ峠山頂
前回は行った時は曇っていて見えませんでしたけど、あんなに高いんですね。
ホームにある達磨石のレプリカ
三つ峠山の登山路にある達磨石のレプリカです。
三つ峠駅ホーム
停車時間の短い間を利用してパシャリ!
三ツ峠登山口の看板
ヤマノススメでも出てきますよね。
去年、聖地巡礼してますけど、目的地でも何でも無いのにテンション上がりますね。(笑)
程なくして電車は走り出し、目的の駅富士山駅に到着しました。
富士山駅
こちらが目的地の駅ですよ。
富士山駅のバス停付近
遥か向こうに富士急ハイランドを望みます。
富士吉田市観光案内所
富士山スバルライン五合目行きのバス停の目の前に在ります。
ここでバスの切符を買う様ですが、私達は直接バスの運転手さんに支払いました。
ちなみにこの時点で気温は23℃ありました。
富士山駅バス停
乗車待ちのお客さんの半数以上が外国人でした。
富士山五合目行きバス乗り場の看板
この5番の乗り口から乗車します。
バスの車窓から望む富士山
夕方で少し曇っていますけど富士山が見えるとテンション上がりますよね。
河口湖駅
途中、富士急行の河口湖駅にも留まります。
駅舎と富士山が同時に見えてステキですね。
ここでも外国人観光客の方が沢山乗り込んできたんですが、何故か素足の人とか居て謎でした。
19時40分頃、富士山スバルライン五合目に着きました。
ここでしばらく時間を潰して体を慣らします。
残念ながらこの時間ですと富士急雲上閣以外のお土産屋さんは皆閉店してしまいました。
なので、富士急雲上閣のレストランで食事を採りました。
残念ながら、この時間だとメニューがおにぎりセットでか残っていませんでした。
でもまあ、これでも大分助かります。
おにぎりセット(750円)
メニューはこれしか残っていませんでした。
昼間だと色々と注文出来るのですけどね。
これだけだと腹八分目にすらならないので、持参したフルーツグラノーラ等の行動食を食べました。
インフォメーションセンター
スカイパレス富士のインフォメーションセンターです。
こちらで入山料1000円を払って入山します。
出発時の私(21:45)
上は、ベイスレイヤー、ブラウス、フリース、レインウェア(上)、下はズボンにレインウェア(下)という出で立ちです。
夜間登山なのでヘッドライトは必須です。
21時45分頃出発しました。
出発時、気温は11℃でした。
六合目(22:09)
標高2390mだそうです。
ここまではあんまり苦にはなりません。
カメラがへなちょこなので撮れませんでしたが、途中の夜景が最高でした。
六合目富士山安全指導センター(22:09)
ここでとりあえず一休みしていきました。
トイレはありますけど、自動販売機とかはありません。
富士山七合目救護所(23:44)
皆が安心して登山できる様に救護所があります。
できればお世話にならない様にしたいですね。
八合目(01:06)
標高3020mです。
1人の友達がとっととっと先に行くのではぐれてしまいました・・・。
八合目白雲荘(02:10)
体も冷えてきて大休止にはちょうど良い頃合いなので、休息してカップラーメンを買いました。
カップラーメン
600円です。
芯まで冷えた体には五臓六腑に染み渡りますね。
今まで食べたカップラーメンで一番美味しかったかも知れません。
お値段は観光地価格ですが、それはブルドーザーに載せてわざわざ標高3020mまで運んで来るコストを考えれば妥当だと思います。
ケチらずに安全を買って行きましょう。
その他、持参したCLIF SHOT GEL(チョコレート味)っていう液状チョコレートを食べようとしたんですが、気温が低くて固まってしまって出しにくいのなんのって。(^^;)
休息後、脇のトイレで200円を払って用を足して出立しました。
本八合目(03:34)
標高3350mです。
富士山ホテル(03:36)
この辺りで先行していた友人と合流しました。
富士山ホテル辺りからの夜景
三脚もなく、あまり良いカメラでないのでピンぼけですが、麓の夜景がとても奇麗でした。
1人の友達の体調が悪くなったので、ゆっくり登る事になり、八合五勺を少し登った所でご来光を拝む事にしました。
朝4時10分頃、だんだんと空が白んできました。
真っ暗闇で見えなかった山影が日の光を帯びて形を表してきました。(04:25)
更に明るくなり、麓の山中湖まで見渡せるようになり・・・。(04:28)
そしていよいよ・・・。
ご来光!\(^O^)/
いや~、もう感動しちゃいましたよ~。
頂上でも何でもないのに。(笑)
太陽が見え始めたのが大体4時46分頃でした。
太陽の光に照らされて麓の景色も一望出来る様になりました。
頂上の方振り返ると、皆が一斉に同じ方向を見てるんで、何か一体感が湧いてきますね。(4:49)
ご来光に見とれていた登山客がまた登り始めます。
自衛隊の皆様
私達のすぐ後ろを30名位の自衛官の方が登られていました。
当日は、御殿場ルートの方で富士登山駅伝競走大会が行われていたので、自衛隊の方の登山が目立ちました。
九合目(05:25)
標高3600mです。
ここまで来れば頂上はもう目と鼻の先です。
九合目付近から望む山中湖
まだ頂上ではありませんが、ここから望む風景も絶景です。
実は頂上に登った直後に曇ってきてしまったので、ここいらの風景が一番見応えがありました。
最後だけちょっと険しくなりますが、本当にもうほんのちょっと!
そしていよいよ・・・。
頂上! \(^O^)/
6時53分、登り始めてから8時間13分、漸く頂上に達しました!
標高3710m、吉田口の頂上です。
実は頂上はものすごい人がごった返していて、この石柱を撮るのに苦労しました。(^^;)
しかし、ここは真の頂上じゃないのですよ・・・。
頂上の気温は5℃でした。
頂上についてから程なくして霧がかった冷たい横風が吹いてきたので、体感温度は0℃以下だったと思います。
一緒に登った仲間と
3人で来ましたが1人はグロッキーなので写っていません。(^^;)
富士山頂
富士吉田口の山頂です。
もの凄く沢山の人がごったがえしていました。
久須志神社(富士山本宮浅間大社東北奥宮)
富士吉田登山道の頂上にあります。
無事の富士山登頂の御礼として参拝させて頂きました。
富士山本宮浅間大社の末社にあたるそうです。
宮内なので画像はありませんが、宮内に何故か砲弾とかが転がっていてました。
あれは何の砲弾なんでしょうかね。
日本軍の大砲とかに詳しい人で富士山頂を訪れる人がいたら確かめてみてください。
よし、ミリタリー登山じゃないけどミリタリーネタは入れたぞ。(笑)
頂上に着いて間もなく、曇ってしまいました。
頂上からの絶景も楽しみにしてたんですけどね。
僅かな間だけ見晴らしが良かったのですが、すぐに曇ってしまって残念です・・・。
山頂トイレ(07:22)
吉田口ルートの山頂から数分歩いた吉田口・須走口下山道との分岐点近くにあります。
使用料は300円です。
途中が200円でしたが、頂上は100円UPですね。
かなりの行列が出来ていました。
ラーメン(900円)
頂上の山口屋さんでラーメンを食べました。
インスタントっぽいですが、カップラーメンではありません。
暖かくて具も沢山入っていてとても美味しかったです。
冷え切った体が暖まりました。
休憩所で話し合いの結果、高山病になった他の友達2名はここで素直に下山する事にして、私だけ剣ヶ峰を目指す事にしました。
一人で行く事に若干の不安を覚えましたが、それほど高山病も酷くありませんし、何よりも次の機会があるか知れないので頑張ってみる事にしました。
山口屋さんの休息所で、上にユニクロのダウンジャケット、下には米軍レヴェル7パンツを着込み、上はベイスレイヤー、ブラウス、フリース、ユニクロダウンジャケット、レインウェア(上)、下はズボンにレヴェル7パンツ、レインウェア(下)という出で立ちになりました。
これで完全防寒状態です。
ここからはエクストラステージです。
7時50分頃、山口屋さんを出て友人二人と別れ、私は一人剣ヶ峰に向かいました。
気温5℃、横風が吹いているので体感温度は0℃とかではないでしょうか・・・。
なんかやばい事に足を突っ込んでしまった気もしないでもないですが、ここは根性出すしかないですね。
聖典(ヤマノススメ3巻)ですと時計回りでお鉢周りをしていましたが、途中で引き返す事も考えて近道だと思われた反時計回りで行く事にしました。(後で気付いたのですが、実際は富士吉田口山頂からだと時計回りでも反時計回りでも時間的距離は約50分で同じみたいです。)
再び富士吉田口(07:55)
続々と登山者が登って来ていました。
お鉢の中はガスっていて殆ど見えません。
金明水は今回体力的に余裕が無いのでパスしました。
道は確かにこちらですが、先が見えないとどうも不安になります。
万年雪(08:05)
残雪がまだ残っています。
頂上付近は人でごった返しているのですが、お鉢周りではあまり人とすれ違いません。
1時間位歩いて漸く富士山測候所が見えて来ました。
最高峰への道は階段になっていて、40人位の人が並んでいました。
富士山特別地域気象観測所(08:52)
元は富士山測候所で、有名な富士山レーダーが設定されていましたが、2004年に閉鎖され、以降は自動気象観測装置による気象観測を行う富士山特別地域気象観測所となっています。
この辺りにさしかかると行列が凄いです。
そしていよいよ・・・。
真の頂上!\(^O^)/
漸く辿り着きました!
真の頂上!
剣ヶ峰!
日本最高峰!標高3775.6mです!
8時57分着、登り始めてから11時間12分、長かったですわ~。(遅すぎるYO!)
私の様な運動不足人間でも頑張れば来れるんですよ!
むちゃくちゃ最高の気分でした!
こんなに良い気持ちになれるのは人生でもそうざらではないですよ!
感激ですわ~!
ちなみに、本当の本当に最も高い部分はこの後ろの岩(断崖絶壁)でして、そこには立って記念撮影だとか、お賽銭を置いたり、家から持って来た土を撒いて標高を高くしている人がいらっしゃいました。
日本最高峰富士山剣ヶ峰に立つ私
折角なので、私の後ろにいた見ず知らずの方に撮ってもらいました。
剣ヶ峰に至る道が渋滞するのは、この石柱で記念撮影するのを待っているからでした。
二等三角点「富士山」の碑
この三角点が日本で一番高い三角点ですが三角点そのものの写真撮すの忘れてました。(^^;)
日本で一番高い所の建造物はこの階段の上なのでしょうが、残念ながら入れません。(^^;)
本当に一番高い場所
本当に一番高い所は青いレインウェアの人が居る辺りですが、私はおっちょこちょいでドジっ子なので、人生終焉の地にしたくない為、そこには立たずタッチするだけにとどめました。
中央のゼビウスのソルみたな奴(何それ?)は電子基準点です。
富士山頂電子基準点
国土地理院が地震予知や火山噴火予知の調査研究のため地殻変動監視を中心に各種測量するタワーです。
剣ヶ峰山頂
それほど広く無い上に人が集中して混雑しています。
剣ヶ峰山頂で少し休んだ後、下山を開始しました。
体調が悪ければ今来た道を引き返そうと思っていましたが、すこぶる体調も良いので、そのままお鉢周りを続行する事にしました。
この時点では引き返した方が近いと勘違いしていましたが、実際にはそのまま反時計回りに進んだ方が吉田口下山道には5分程早かったです。
馬の背(09:24)
剣ヶ峰を降りて反時計回りに進むとすぐにかなり急な坂道になります。
聖典(ヤマノススメ3巻)ではひなたとここなちゃんが最後に苦労して登っていますが、私は下り坂でした。
かなり急で滑ったらそのまま下まで止まらなそうなんで、ストックでバランスを取りつつ慎重に下りました。
富士山頂上浅間大社奥宮(09:35)
この時は丁度社殿の建て替え工事中でした。
臨時参拝所
社殿は立て替え中なので、臨時の参拝所が設けられていました。
久須志神社に続いてこちらも参拝させて頂き、無事の下山を祈願させて頂きました。
臨時の社務所
お札とお守りは脇のプレハブ小屋で購入出来る様です。
頂上富士館
富士山頂上浅間大社奥宮の近くにあります。
ここは富士宮口登山道の頂上でもあるので、結構登山者が多く休憩していました。
鎮魂之山碑
富士山頂上浅間大社奥宮の近くにあります。
富士宮口登山道(09:38)
富士山の歴史と信仰について記されたプレートが立っています。
富士山頂郵便局(09:46)
これも富士宮口登山道の山頂にあります。
ここから記念の手紙を送ったりも出来ますが、今回は時間と体力に余裕が無いのでやめておきました。
富士宮口の頂上から5分程歩くと、御殿場口の登山道(頂上)に差し掛かります。
当日は駅伝大会が開催されていたので、この辺りには自衛隊の方々が沢山いらっしゃいました。
銀明水(09:46)
御殿場口頂上にあります。
銀明水近くの石柱
根本にヒビが入ってますね。
銀明水近くの石碑
こちらも銀明水の近くに立っています。
御殿場口頂上を後にして一路吉田口下山道を目指して進みます。
大日岳(10:31)
別名朝日岳というそうです。
吉田口下山道を目指して進んでいくと、左側の斜面上に鳥居が見えて来ます。
剣ヶ峰同様いくつかある富士山のピークですが、流石に登っている余裕はありませんので素通りしました。
吉田口・須走口下山道(10:35)
石柱には「右須走口下山道」となっていますが、吉田口下山道も兼ねています。
この先のトイレの所まで行ってやっとこさお鉢周りも終了です。
トイレを済ませ、しばし休憩した後に下山を開始しました。
本八合目富士山ホテル(11:45)
ここに至る前に急に霧が晴れてきて、気温が19℃に急上昇しました。
慌ててレインウェア、ダウンジャケット、レヴェル7パンツを脱ぎニット帽からつば付き帽子に変えて眼鏡に装着するタイプのサングラスを着用しましたが、山頂が5℃だったので、かなり暑く感じました。
ここより下は大体晴れでかなり日差しが強く、サングラスを用意して置いて正解でした。
本当は、パーティーで日焼け止めも用意して貰っていたのですが、持っていた人が既に下山してしまった後でした。orz
八合目江戸屋(12:08)
吉田口下山道で下山する場合、最後の売店なので、飲み物が足りない場合等はここで購入しておくと良いと思います。
私は、この時点でまだハイドレーションのポカリと500mlのペットボトルが1本残っていたのですが、この先ちょっと歩いた所でハイドレーションの方を飲みきってしまって、500mlのペットボトル1本で下山する事になり、節約しながら下山する羽目になりました。orz
自分の飲み水の残量は正確に把握しないとダメですね。(死)
吉田口・須走口分岐点(12:11)
吉田口下山道と須走口下山道の分岐点です。
間違う人が多いので、派手な案内表示とアナウンスが流されています。
このあたりからまた急激にガスって来て視界が悪くなり出しました。
ガスっていて麓が見えないので、歩けど歩けど同じ様な感じですが、進行方向には往路で休憩した白雲荘が見えて来ました。
残念ながら下山ルートからは立ち寄れません。
残りの飲料水が心許なかったので立ち寄りたい所でしたが・・・。
ジグザグなルートですので、前を歩いている人が確認出来て不安は少ないですね。
途中の案内板(12:56)
こうした案内板が各所に掲げられていますので、迷う事は無いと思います。
本当に富士山は良く整備されています。
ふと前方に、飯垣のような物が見えて来ました。
これなんぞ?
緊急避難所(13:32)
謎の石垣は落石等から身を守る為のシェルターでした。
でも、富士山には一日数千人の登山客が来るのに、これ一ヶ所でどうにかなるものなんでしょうかね・・・?
この時はなんとも思いませんでしたが、後日、御嶽山の噴火をうけてそう思いました。
更に1時間ほど歩くと森林限界を抜けた様で、緑が生い茂る様になってきました。
富士山吉田口下山道七合目公衆トイレ(14:30)
有料トイレです。
トイレの前が開けていますので、小休止しましたが、ここには売店も自動販売機もありません。
七合目公衆トイレ付近から望む麓
有料トイレ付近はちょっとした展望台にもなっていて眺望を楽しむ事が出来ます。
落石避けのシェルター(14:47)
七合目公衆トイレを下ってしばらくすると、この様なシェルターが3ヶ所続きます。
シェルターの中を通る事を推奨していますが、脇の道を通る事も可能です。
中は階段になっています。
通ってきたシェルターを振り返ると霧で先が見えなくなっていました。
ガスったり晴れたりの繰り返しで本当に変わりやすいです。
酷い時は30m位先が見えなかったりします。
しばらく進むと馬くんが居ました。
こっちにも馬くんが。
かと思えば前方から馬に乗って来る人が!
そうえいば、スバルライン5合目から馬に乗れるんでしたね。
登山道やスバルライン五合目、吉田口との四差路(15:24)
ここで登山道と合流します。
スバルライン五合目からバスに乗って帰りますので、間違って吉田口を下らない様にします。
すぐ目の前が六合目です。
吉田ルート案内板(15:33)
往路は夜間でしたので良く判りませんでしたが、もし昼間の登山だったらよっしゃー行くぜー!って気になったでしょうね。
富士吉田口登山道 五合五勺 砂ふるい(15:33)
四差路の近くにあります。
現在はここが六合目ですが、江戸時代にはここが五合五勺だったそうです。
六合目(15:37)
やっと六合目の富士山安全指導センターに帰ってきました。
ここまで来ればあともう少しです。
頑張れ私!
泉ヶ滝(16:04)
昔は水行をする場所だった様です。
泉ヶ滝は富士精進線との合流地点で三叉路となっています。
標高は2275mです。
あともう少し。
本当にもう少しです。
そして・・・。
ゴール!\(^O^)/
五合目か・・・何もかも皆懐かしい・・・。
とか言って力尽きそうでしたけど、なんとかたどり着きました。
16時27分、実に登山開始から18時間42分でゴールでした。
ものすごく疲れて死にそうでしたけど、ものすごく充実感に満ち溢れて最高に気持ちよかったです。
これがあるから登山はやめれませんね。
スバルライン五合目
夕方でしたが、夜中とは違って結構な観光客&登山客がいらっしゃいました。
石の椅子に腰掛けて靴下を新しいのに変えたり残りの行動食を食べたりと、一休みしていましたが、帰りのバスが来てたのでお土産屋さんはあまり見ずに早々に帰路につきました。
河口湖駅(17:52)
あまりにも疲れすぎてバスでは殆ど寝落ちしていたが、なんとか河口湖駅で下車しました。
行きは富士山駅からでしたが、駅近くにある美味しいほうとう屋さんでほうとうを食べて帰りたかったのでここで下車しました。
富士山麓電気鉄道モ1形電車
富士急行創業60周年記念企画として製造時の姿に復元して河口湖駅前に保存展示されています。
折角なのでちょっと見学していきました。
名物ほうとう不動河口湖駅前店
以前、富士山の下見をした時にほうとう不動東恋路店に寄ったので、ここの不動ほうとうの美味しさは知っていたのですが、もう一度食べたいので来てみました。
疲れた体に染み渡る美味しさでした。
駅舎と富士山
駅舎と富士山がこの様に重なるのが美しいですね。
ホームからを望む富士山(18:56)
ああ、私、あの天辺まで行ったんだなぁと思うと感無量なんですよ。
多分、生涯、富士山を見る度に思うでしょうね。
夜7時すぎの電車に乗り、夜10時過ぎに帰宅しました。
途中、意識が朦朧としてやばかったですけど、何とか家まで辿り着きました。
土曜の昼から起きていましたので、電車とかバスでうとうとした以外は、ほぼ34時間位起きていた事になります。
弾丸登山は危険です死にます。
おかげで次の日は寝て曜日で22時間位連続で寝てました。(笑)
という訳で、日本で一番高い山富士山に登り、ご来光を拝み、お鉢周りをして日本最高峰!剣ヶ峰標高3775.6mに立つことが出来ました。
生涯忘れえない体験をしてきました。
最高の達成感です。
誰かに「趣味は?」と聞かれて「登山」と答えた時、大概すかさず「富士山には登りましたか?」と問われますけど、そんな時に「はい登りました。」と答えられる様になりました。
これからの生涯でも困難な事にぶつかった時でも「あの時に比べれば。」という感じで自信にも繋がるでしょう。
素晴らしい事です。
頑張って良かったです。
体力も無いですし運動音痴なので、あまり高い山や登りにくい山は無理ですが、今後もヤマノススメの舞台を中心に、登れるところから順々に登って行こうと思います。